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若い人のための洋楽ロック&ポップス名盤案内

やがて聴かれなくなるかもしれない'60~'80の海外ロックやポップスの傑作(個人的な意見)を紹介します。

Vol.42 Court And Spark Joni Mitchell 1974

淡い色彩と浮遊感。ジャズ、 フュージョン時代の最高作。 コート・アンド・スパーク/ジョニ・ミッチェル ジョニの創造性が、ジャズ、フュージョンの名手たちによって大きく飛躍した。全米2位、64週もチャートインした傑作で、彼女のアルバムの中で最もヒッ…

Vol.41 BREAKFAST IN AMERICA SUPERTRAMP 1979

世界中で売れまくった、 プログレ系ポップ。 ブレックファスト・イン・アメリカ/スーパートランプ 4週連続で全米1位を獲得。アメリカだけでも400万枚を売り上げ、ヨーロッパ、オーストラリアでも大ヒット、世界で1800万枚も売れた。本国イギリスでは3位。日…

Vol.40 Stand ! SLY & THE FAMILY STONE 1969

ファンクであり、ロックでもある、 愉快なブラックミュージック。 スタンド!/スライ&ザ・ファミリー・ストーン ソウル、ファンク、ロックが絶妙に交じり合ったスライ流ブラックミュージックが開花、名曲ぞろいでグループの出世作となった。200万枚ものセ…

Vol.39 TIN DRUM JAPAN 1981

漂うオリエンタリズム、跋扈する 変態リズム、極北のエレクトロポップ。 錻力(ブリキ)の太鼓/ジャパン バンドの創造性が臨界点に達した5作目。案の定、ラストアルバムとなった。チャートは全英12位とオリジナルアルバムの中では最もヒットした。 ジャパン…

Vol.38 CLOSEUP Frankie Valli 1975

ゴージャスでスウィート、 粋な70’アメリカンポップス。 瞳の面影/フランキー・ヴァリ フォー・シーズンズのリード・シンガー、フランキー・ヴァリの3作目のソロアルバムで、70年代アメリカンポップスの名盤といっていい。アルバムは全米51位だったが、全米…

Vol.37 Brain Salad Surgery EMERSON , LAKE & PALMER 1973

ライブ映えする楽曲がずらり、 絶頂期を迎えたバンドの人気作。 恐怖の頭脳改革/エマーソン、レイク&パーマー 代表曲にしてライブ映えする「悪の教典#9」を収録、じっくり時間をかけただけあって楽曲も演奏も充実。ケレンみだらけのパフォーマンスが走る。…

Vol.36 Before The Flood Bob Dylan & THE BAND 1974

攻撃的でパワフル。 ディラン、ロックンローラーと化す。 偉大なる復活/ボブ・ディラン&ザ・バンド ザ・バンドのグルーブの効いた演奏に乗ってディランが吠える。8年ぶりの共演、大物同士の全米ツアーの模様を収めたライブアルバムにして、アメリカンロッ…

Vol.35 ABBEY ROAD  THE BEATLES 1969

再び生まれた4人のマジック、 有終の美にふさわしい輝きを放つ。 アビー・ロード/ザ・ビートルズ 最高作に挙げられることが多い、ビートルズの(実質的な)ラストアルバム。解散風の吹き荒れる中でも、4人の才能がフルに発揮され、完成度の高い作品となった…

Vol.34 CARAVANSERAI SANTANA 1971

熱気とクールネス、圧倒するほど ダイナミックなアンサンブル。 キャラバンサライ/サンタナ フュージョン時代の最高作だ。リズムの洪水の中を縦横無尽に駆け巡るギター、ドラマティックな展開に圧倒される。インストゥルメンタル中心ながら、全米8位。 一般…

Vol.33 Hats The Blue Nile 1989

美しく端正、魔術のような音の空間、 比類なきエレクトロ・ポップの名作。 ハッツ/ザ・ブルー・ナイル 英国の至宝とよばれるグループが、手間ひまかけて磨き上げた宝石のような作品。名うてアーティストたちに愛された隠れた名盤。 神秘的な響きをもった名…

Vol.32 MINUTE BY MINUTE THE DOOBIE BROTHERS 1978

ポップでメロウ、さわやかな ブルー・アイド・ソウルの味わい。 ミニット・バイ・ミニット/ザ・ドゥービー・ブラザーズ 2曲のグラミー賞受賞シングルを含む、ウエスト・コースト・ロックの名盤。バンド史上、最も売れ、最も高い評価を得た。全米1位。 マリ…

Vol.31 WHO’S NEXT THE WHO 1971

初の1位を獲得、代表曲が並ぶ、 創造性と進化のピークを示した必聴作。 フーズ・ネクスト/ザ・フー 楽曲、パフォーマンスと、ザ・フーがもっとも創造性を発揮したアルバムであり、彼らの最高作といっていい。もちろん、ブリティッシュ・ロックの名盤だ。全…

Vol.30 OFF THE WALL Michael Jackson 1979

名曲、佳曲そろった、元気はつらつ、 楽しさいっぱいのソウル。 オフ・ザ・ウォール/マイケル・ジャクソン 全米シングルチャートトップ10に4曲を送り込んだ傑作、マイケルの実質ファーストソロであり、その後の成功のきっかけとなった作品である。全米3位。…

Vol.29 Roger Nichols & The Small Circle Of Friends 1968

甘酸っぱいメロディに美しいコーラス、 渋谷系に愛された、浮世離れしたポップソング。 ロジャー・二コルズ&ザ・スモール・サークル・オブ・フレンズ キュートで洒落たポップソングがつまった、ちょっとカルトな名盤だ。渋谷系アーティストに愛されたことも…

Vol.28 The Joshua Tree U2 1987

アメリカ音楽への憧憬がもたらした、 深みと多様性。名盤にふさわしい風格。 ヨシュア・ツリー/U2 U2がひとつの高みへと到達したことを告げたアルバムだ。アメリカのルーツミュージックへの憧憬から生まれた多様性と深み。はじめから名盤が約束されたような…

Vol.27 Born To Run Bruce Springsteen 1975

アメリカの夢と挫折と、ロックンロール、ソウル、 R&Bへの限りない愛が込められた青春ロック。 明日なき暴走/ブルース・スプリングスティーン ロックへのリスペクトあふれたサウンド、そして閉塞からの脱出と希望を表現したみずみずしい歌に心つかまれる。…

Vol.26 Lark’s Tongues in Aspic King Crimson 1973

即興性を取り込んだ、新たな方向性は 攻撃的でダイナミック。 太陽と戦慄/キング・クリムゾン 前衛音楽のようなアプローチを編み込んだ、複雑に構築されたサウンドが展開。重量感とダイナミックさを従えたジャズ・ロックに近いスタイルでクリムゾンは生まれ…

Vol.25 The Nightfly Donald Fagen 1982

50年代のジャズやR&Bテイストの サウンドに込められた、サバービアンの夢想。 ナイトフライ/ドナルド・フェイゲン スティーリー・ダン解散後に出した、フェイゲンのファーストソロは、フランク・シナトラが歌っても似合いそうな、50年代のR&Bやジャズをコン…

Vol.24 “HEROES” David Bowie 1977

ボウイ史上、最強のメンバーと 創り上げたロックは、ダークでアグレッシブ。 ヒーローズ/デイビッド・ボウイ 名作『ロウ』に続く、ベルリン時代の2作目。名曲「Heroes」を収めた、ダークで切れのあるサウンドがすこぶるカッコいい!完成度では前作を上回っ…

Vol.23 Stop Making Sense Talking Heads 1984

絶頂期の自信と勢いが みなぎった、ファンキー大宴会。 ストップ・メイキング・センス /トーキング・ヘッズ トーキング・ヘッズの代表作といえば、『リメイン・イン・ライト』(全米19位)だ。ロックの名盤でもある。でも、個人的な意見でいうと、あれはヘ…

Vol.22 Gonna Take A Miracle Laura Nyro and LABELLE 1971

甘美でエモーショナル、歌う歓びに あふれた珠玉のソウルカバー集。 ゴナ・テイク・ア・ミラクル/ローラ・ニーロ&ラベル 自作曲で勝負するシンガーソングライターが、シンガーに徹した全曲カバーのアルバムが一番なんて、失礼な気もするが、ローラ・ニーロ…

Vol.21 Nothing Like The Sun Sting 1987

シリアスな歌詞だが、ジャズやラテン音楽なども 取り込んだサウンドはエレガント。 ナッシング・ライク・ザ・サン/スティング ジャズやワールドミュージックのテイストを巧みに取り込み、コンテンポラリーなロックに仕上げたソロ2作目。全英1位、全米9位、…

Vol.20 Songs In The Key Of Life Stevie Wonder 1976

名曲、ヒット曲がたっぷり、 神がかった絶頂期の総決算。 キー・オブ・ライフ/スティーヴィー・ワンダー 神がかっていた、と言われる70年代のスティーヴィーの総決算的アルバム。全米No1シングルをはじめ、代表曲がそろった充実の内容。レコード盤では2枚組…

Vol.19 Revolver The Beatles 1966

革新的なスタジオワークから生まれた、 創造性あふれる意欲作。 リヴォルバー/ビートルズ レコーディングバンドに生まれ変わったビートルズの新たな一歩は、進化したソングライティングと革新的なスタジオワークが融合、彼らのアルバムの中でも、ひときわク…

Vol.18 Silk Degrees Boz Scaggs 1976

ソウルをまろやかな甘さで包み、ロックで 仕上げた都会的なブルー・アイド・ソウル。 シルク・ディグリーズ/ボズ・スキャッグス 70年代のブルー・アイド・ソウルの名盤だ。ソウルやアメリカ南部R&Bの渋味を、まろやかな甘さで包み、ロックのスタイルで表現…

Vol.17 Close To The Edge YES 1972

曲、パフォーマンス、すべてが完璧。 バンドが絶頂を究めた大傑作。 危機/イエス 好き嫌いは別にして、『危機』はパーフェクトなアルバムだ。楽曲、演奏、アートワークも含めたアイデアすべてがこれ以上、足すものがないくらい素晴らしい。プログレッシブ・…

Vol.16 THE DOORS 1967

文学的な世界観と多様な音楽性を 内包、熱気をはらんだクールな衝動。 ハートに火をつけて/ザ・ドアーズ デビューアルバムにして、ロックのマスターピースとなった名盤。バンドの最高傑作という点では次作『まぼろしの世界』が挙げられることも多いが、有名…

Vol.15 The First Of A Million Kiss Fairground Attraction 1988

古いジャズやトラッドの香り漂わせ、 魔法のようでもあり、ロマンティック。 ファースト・キッス/フェアグラウンド・アトラクション きらびやかなロックやポップス全盛の’80年代後半、素朴だけれど、ルーツ音楽の美しい香りを漂わせるバンドがいた。彼らは…

Vol.14 Sweet Baby James James Taylor 1970

シンガーソングライター時代の 始まりを告げた、やすらぎと癒しの歌。 スウィート・ベイビー・ジェイムズ/ジェイムズ・テイラー それまでのフォークとは異なる、新しいスタイルのシンガーソングライター像を決定づけた男、ジェイムズ・テイラー。自らの体験…

Vol.13 Band On The Run Paul McCartney & Wings 1973

ビートルズの呪縛から脱出、 ソロキャリアの飛躍をもたらした傑作。 バンド・オン・ザ・ラン/ポール・マッカートニー&ウイングス ソロ時代の最高傑作という評価もさることながら、ビートルズの呪縛から逃れ、新たな飛躍のきっかけとなった点で、ポールにと…

Vol.12 LIVE Donny Hathaway 1972

グルーブと熱狂が一体化、 早逝の天才が放った渾身の名演。 ライブ/ダニー・ハサウェイ グルーブ全開の演奏と聴衆の熱狂が一体となって押し寄せる感動といったら!ローリング・ストーンズ誌が選ぶ史上最高のライブアルバム50選にも入った大傑作である。全米…

Vol.11 LET IT BLEED THE ROLLING STONES 1969

名曲、ライブ定番曲が揃った、 ストーンズ流スワンプ・ロック。 レット・イット・ブリード/ローリング・ストーンズ 古典ブルーズやカントリーなど米国南部ルーツ・ミュージックを咀嚼し、ストーンズ流スワンプ・ロックを確立。音楽的、名声ともに飛躍を遂げ…

Vol.10 Aja STEELY DAN 1977

一流どころの名人芸が織り込まれた、 贅を尽くして創られたハイブリッド・ロック。 彩(エイジャ)/スティーリー・ダン 当代一流のミュージシャンを大勢集め、名人芸を引き出し、ロック、ジャズ、ソウルをハイブリッド化。洗練の極みともいえるサウンドを実…

Vol.9 Ⅲ Peter Gabriel 1980

非西洋世界のリズムを取りこみ、 衝撃の音響で奇才としての本領を発揮。 Ⅲ/ピーター・ゲイブリエル 英国ロックを席巻しつつあったニューウェーブの意匠に、アフリカ音楽などの非西洋世界のリズムを取り込み、聴いたこともないドラムサウンドで衝撃を与え、…

VOL.8 Pet Sounds The Beach Boys 1966

孤高の天才がありったけのアイデアと、 情熱を注いで作った早すぎた大傑作。 ペット・サウンズ/ビーチ・ボーイズ それまでのロックやポップスでは想像もできなかったアイデアが盛り込まれていながら、普遍的な魅力を持つ早すぎた大傑作だ。そして色々なエピ…

Vol.7 IV LED ZEPPELIN 1971

評論家やファンを黙らせ、 予想の斜め上をいったロックの金字塔。 IV/レッド・ツエッペリン 静と動、激しさと穏やかさが見事に編み込まれた壮麗なアルバムだ。ツエッペリン(以下、ゼップ)はハードロックのかたくななイメージを覆しただけでなく、ファンや…

Vol.6 Tapestry Carol King 1971

スタンダード級の名曲が揃った、 決して色褪せない私小説的作品。 つづれおり/キャロル・キング 15週全米1位を獲得しただけでなく、約6年も100位以内にチャートインし続けた色褪せない名盤。もし『つづれおり』が21世紀の今、新作として出たとしても、当時…

Vol.5 From Langley park to Memphis Prefab Sprout 1988

屈指のメロディメイカー率いる、 英国ロックの至宝が放った快心のヒット作。 ラングレーパークからの挨拶状/プリファブ・スプラウト 英国ロック、ポップの至宝と呼ばれるバンドのサードアルバムだ。代名詞的作品ではないが、全英トップ5に入ったヒット作で…

Vol.4 What’s Going On Marvin Gaye 1971

ソウルの枠をはるかに超えた、音楽世界遺産級の大傑作。 ワッツ・ゴーイン・オン/マーヴィン・ゲイ 慈愛と哀しみの切々たる35分。あまりに有名なソウルの大名盤であるが、人類が滅亡するその日まで聴き継がれて欲しいアルバムだ。 『What’s Going On』は前…

Vol.3 The Dark Side Of The Moon PINK FLOYD 1973

15年間もチャートイン、難解なフリして 実に聴きやすいモンスターアルバム。 狂気/ピンク・フロイド 全米チャート200位内に741週、1973年から15年間チャートインしただけでも偉大なのであるが、たとえ大ヒットしなかったとしても、ポピュラー音楽史上大傑作…

Vol.2 Waiting For Columbus LITTLE FEAT 1978

豪快で超・ファンキー、アメリカンロック屈指のライブ盤。 ウェイティング・フォー・コロンブス/リトル・フィート リトル・フィートの入門盤としてはうってつけだ。それに70年代のアメリカンロックの傑作でもある。ライブ盤ということでは、大名盤の誉れ高…

Vol.1 AVALON  ROXY MUSIC 1982

もはや西方浄土の世界、英国モダンロックの到達点。 アヴァロン/ロキシー・ミュージック 30数年来のロキシーファンだから、ひいき目ではあるが『アヴァロン』は、評価もさることながら、唯一無二という点でも永久不滅の名にふさわしい名盤といっていい。 全…