2016-01-01から1年間の記事一覧
ライブ映えする楽曲がずらり、 絶頂期を迎えたバンドの人気作。 恐怖の頭脳改革/エマーソン、レイク&パーマー 代表曲にしてライブ映えする「悪の教典#9」を収録、じっくり時間をかけただけあって楽曲も演奏も充実。ケレンみだらけのパフォーマンスが走る。…
攻撃的でパワフル。 ディラン、ロックンローラーと化す。 偉大なる復活/ボブ・ディラン&ザ・バンド ザ・バンドのグルーブの効いた演奏に乗ってディランが吠える。8年ぶりの共演、大物同士の全米ツアーの模様を収めたライブアルバムにして、アメリカンロッ…
再び生まれた4人のマジック、 有終の美にふさわしい輝きを放つ。 アビー・ロード/ザ・ビートルズ 最高作に挙げられることが多い、ビートルズの(実質的な)ラストアルバム。解散風の吹き荒れる中でも、4人の才能がフルに発揮され、完成度の高い作品となった…
熱気とクールネス、圧倒するほど ダイナミックなアンサンブル。 キャラバンサライ/サンタナ フュージョン時代の最高作だ。リズムの洪水の中を縦横無尽に駆け巡るギター、ドラマティックな展開に圧倒される。インストゥルメンタル中心ながら、全米8位。 一般…
美しく端正、魔術のような音の空間、 比類なきエレクトロ・ポップの名作。 ハッツ/ザ・ブルー・ナイル 英国の至宝とよばれるグループが、手間ひまかけて磨き上げた宝石のような作品。名うてアーティストたちに愛された隠れた名盤。 神秘的な響きをもった名…
ポップでメロウ、さわやかな ブルー・アイド・ソウルの味わい。 ミニット・バイ・ミニット/ザ・ドゥービー・ブラザーズ 2曲のグラミー賞受賞シングルを含む、ウエスト・コースト・ロックの名盤。バンド史上、最も売れ、最も高い評価を得た。全米1位。 マリ…
初の1位を獲得、代表曲が並ぶ、 創造性と進化のピークを示した必聴作。 フーズ・ネクスト/ザ・フー 楽曲、パフォーマンスと、ザ・フーがもっとも創造性を発揮したアルバムであり、彼らの最高作といっていい。もちろん、ブリティッシュ・ロックの名盤だ。全…
名曲、佳曲そろった、元気はつらつ、 楽しさいっぱいのソウル。 オフ・ザ・ウォール/マイケル・ジャクソン 全米シングルチャートトップ10に4曲を送り込んだ傑作、マイケルの実質ファーストソロであり、その後の成功のきっかけとなった作品である。全米3位。…
甘酸っぱいメロディに美しいコーラス、 渋谷系に愛された、浮世離れしたポップソング。 ロジャー・二コルズ&ザ・スモール・サークル・オブ・フレンズ キュートで洒落たポップソングがつまった、ちょっとカルトな名盤だ。渋谷系アーティストに愛されたことも…
アメリカ音楽への憧憬がもたらした、 深みと多様性。名盤にふさわしい風格。 ヨシュア・ツリー/U2 U2がひとつの高みへと到達したことを告げたアルバムだ。アメリカのルーツミュージックへの憧憬から生まれた多様性と深み。はじめから名盤が約束されたような…
アメリカの夢と挫折と、ロックンロール、ソウル、 R&Bへの限りない愛が込められた青春ロック。 明日なき暴走/ブルース・スプリングスティーン ロックへのリスペクトあふれたサウンド、そして閉塞からの脱出と希望を表現したみずみずしい歌に心つかまれる。…
即興性を取り込んだ、新たな方向性は 攻撃的でダイナミック。 太陽と戦慄/キング・クリムゾン 前衛音楽のようなアプローチを編み込んだ、複雑に構築されたサウンドが展開。重量感とダイナミックさを従えたジャズ・ロックに近いスタイルでクリムゾンは生まれ…
50年代のジャズやR&Bテイストの サウンドに込められた、サバービアンの夢想。 ナイトフライ/ドナルド・フェイゲン スティーリー・ダン解散後に出した、フェイゲンのファーストソロは、フランク・シナトラが歌っても似合いそうな、50年代のR&Bやジャズをコン…